最近はヒップホップレコードほりほりから離れて、著作権に関することが増えています。暗い話題が多かった2020年、唯一明るい話題になったのが、大人気漫画の『鬼滅の刃』です。知らない人がいないほど大人気となった鬼滅の刃で問題になっているのが著作権侵害です。
海外での鬼滅の刃が「盗用だ!」とニュースになりましたね。
はい、結論から言います。真っ黒です。違法中の違法です。ダメに決まってるじゃねーか!と言いたい。だからニュースになって捕まるんです。
人気アニメ「鬼滅の刃」のステッカーの偽物を販売したとして、17歳の男子高校生が逮捕されました。著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、奈良県葛城市に住む17歳の男子高校生です。少年は2020年7月、人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターが描かれたステッカー1枚を複製し、著作権を持つ制作会社の許諾を受けずに、大手フリーマーケットアプリを使って300円で販売した疑いが持たれています。 ABC関西ニュースより引用
人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のキャラクターの偽造フィギュアを販売したとして、京都府警生活保安課と伏見署などは24日、著作権法違反の疑いで、京都市左京区の無職の男(29)や、兵庫県加古川市の会社員の男(55)ら男5人を逮捕した。京都新聞サイトより引用
無断で複製された人気アニメ「鬼滅の刃」のキーホルダーやフィギュアを販売した疑いで、旭川の男2人が逮捕・送検されました。押収されたグッズは、1,000点以上に及んでいます。みんなのあさひかわより引用
ここで疑問が生まれます。アニメのキャラクターグッズ販売はよくコミケで行われています。どうしてこうして捕まる人と捕まらない人が出てくるのでしょうか。
コミケでの二次創作販売は違法か、違法ではないか。その答えは違法です。二次創作は著作権侵害・著作者人格権侵害にあたります。
は?著作権侵害、著作者人格権侵害って?それぞれの権利についてみてみましょう。
これ、難しいです。例えば手紙という著作物を書いた人から譲りうけた人は、手紙の著作権をコントロールできます。しかし、手紙を書いた本人が「公表してほしくない」と言っていた場合、手紙を譲りうけた人は、無断で手紙を公表した場合、著作者人格権を侵害したことになります。
詳しくはこちらの本でぜひ。
前述しましたが、二次創作は、著作権侵害、著作者人格権侵害で違法です。それにもかかわらず、コミケの様子がニュース等で流れると、見たことのあるキャラクターが描かれた同人誌、アクリルキーホルダー、ぬいぐるみなどが並んでいるのを目にします。
コミケではこうした同人誌等が販売されますが、著作者本人から許可を得ているものはゼロに近いでしょう。
コミケなどでの二次創作は、厳密にいえば違法です。真っ黒中の真っ黒です。
法律的に見てみれば、二次創作は違法でもあるにも関わらず、訴えられないのは、なぜなのか?それは黙認、だからです。
違法だけど黙認・放置の状態
二次創作は違法なのですが、著作権を持つ側が訴えないのは、以下の理由があるようです。
二次創作でのやりすぎた作品では訴えられますが、今は放置の状態だと言えます。
今は黙認・放置の状態の二次創作ですが、今後は二次創作についてのルールが定められるかもしれません。そのときは追って学びつつ、こうして記載していきたいです。
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世の中ローコード、とかノーコー…