AWSといえば、EC2インスタンスでOSを作って、プロダクトを入れて・・・。という手順を想像してしまいますが、AWSにはAmazon Market Placeというオールインパッケージのようなものが用意されています。これを使うと、Moodleサーバーが簡単に構築できます。
Moodleとは
moodleはオンライン講習とか、授業とか、ある程度カリキュラムの決まっているもの用に作られたCMSです。
Wikipediaより引用
ムードル (Moodle) は、オープンソースのeラーニングプラットフォームである。同種のシステムの中では比較的多くのユーザ数を持つ。
Moodleの特徴
- オープンソースでできてます。
- 無料で誰でも使えます。
- 主に先生や講師が使う教育用コース、講習の内容を構築できるCMSです。
- 動画もアップ可能。プレゼンソフトで作った資料もアップ可能。
Amazon Market Placeを使うと簡単に構築できる
昔と比べたら超簡単
awsが出る前、moodleを構築しようと思ったら、大変でした。Linuxをインストールし、apacheをインストールし、phpを入れ、MySQLを入れ、moodleを、、、と。涙を流しながら作業するハメになります。
ところが!awsとamzon market placeを使うと超簡単。5分でMoodleが動き始めます。
AWSのAmazon Market Placeを使ってMoodleサーバーを作る手順
では、さっそくAWSでAmazon Market Placeを使ってMoodleサーバーを作る手順を書いていきます。
1、EC2インスタンスダッシュボードに行く。
わたくしめは、EC2インスタンスダッシュボードは古い外観のまま使っています。そのため、画面左上の「New EC2 Experience」はOFFです。
この画面で「AMI」を選んびます。

続いて、AMIの画面から「AWS Marketplace」を選択して、moodleを検索します。そして出てきたものを選んで選択。
※作られているOSがLinuxじゃないのですね。今回私が選んだのは、Debianで出来てるみたいです。

で当然無料のものを選ぶw

デフォルト

とりあえず無料枠いっぱいいっぱい使うw


セキュリティもあらかじめ22、443、80ポートを開けてくれている。まあデフォルトで。

SSHを使って接続する際のキーをダウンロード。これもさっさと作ってくれる。


Elastic IPの割り当て
moodleつきのElastic IPが出来上がったら、続いてはElastic IPを作成して割り当てます。Elastic IPのところで、新しく作成し、先ほど作ったインスタンスを割り当てるだけです。

「新しいアドレスの割り当て」→「アドレスの関連付け」を選びます。アドレスの関連付けでどのインスタンスに関連づけるか聞いてくるので、インスタンスを選んで入れればOK



パブリックDNSでテスト表示
作成したmoodleインスタンスに、Elastic IPが割り振られたら、続いては出来上がったパブリックDNSをコピーして、ブラウザのURLに入力してみます。

「http://出来上がったパブリックDNS」ってすると、moodle画面が表示されます。いえーい!

AWSで作ったmoodleにログイン
AWS Marketplaceで作ったmoodleにログインするには、これからが独特です。moodleのadminユーザー名とパスワードがあらかじめ決められているので、それを探し出し(?)ます。
作成したmoodleサーバー上のインスタンスを右クリック→システムログの取得 を選択します。

そしたら、moodleのAdminユーザーとパスワードが。

moodleにログインして、あとはサイトをせっせこ作っていけばOK!簡単ですね!

moodleにログインできたらSite administration→Language Settings を探して、日本語パックをインストール、日本語が使えるようにしましょう!
英語がわかる人はそれでもいいですw


まとめ・社内の研修履歴などにmoodle使える
お前らこれみとけよ!研修用資料だからな!・・・おっと、社内でお前らなんて言ってはいけません。パワハラです。
あなたたち、どうぞこの教育資料をご覧ください。とか???moodleを入れていたら、煩雑だった研修履歴管理とかも簡単にできるのでは??と思っています。
AWSのEC2なら、短期間でサーバーを構築し、使う期間が終われば削除してしまえばよいのでコスト的にもよいです。
