安くPowerAppsを使いたい。Microsoft 365買ったらPower Appついてくる。Power Apps for Office 365で出来ること。

世の中ローコード、とかノーコードとかワイワイ言っているので、気軽に出来るもんなのかどうか調べてみました。とりあえず今回はPower Appsについて調べたことを書いておきます。

Power Appsを使うには

Power Appsはローコードの代表製品

マイクロソフトによると「短時間で開発できる環境を提供する、アプリ、サービス、コネクタ、およびデータ プラットフォームのスイート」と記載されています。カタカナばかりでめっちゃわかりにくいですね。

Power Appsはマイクロソフトが提供しているローコード、ノーコード開発環境、およびそこで作ったアプリを提供できる基盤、です。

しかも!Power Appsでアプリを使うと次のような利点があります

  • Power Appsファミリー業務を自動化できるよう変換できる
  • レスポンシブ デザインなので、タブレット、ブラウザ、スマホに見合う画面が表示される
  • メンバー全員で開発できる

Power Appsを使うには

Power Appsを利用するには、Microsoftアカウントの作成が必要になります。お試し期間でPower Appsを使うにも企業のドメインが入ったメールアドレスが必要です。個人のメールアドレスでアカウントを作成しようとしても出来ませんでした。

Power Appsの価格

アプリ毎のプランが540円/月額、ユーザー毎のプランが2170円/月額です。そのほか重量課金が1120円ですが、こちらはAzuruサブスクリプションが必要です。

アプリ毎のプラン

ユーザーが3人で、それぞれ異なる環境で、アプリ1、アプリ2を使うと仮定すると、必要となるライセンスの数は全部で5になります。

ユーザー環境A(PC等)環境B(PC等)ライセンス数
ユーザーAさんアプリ1、アプリ22
ユーザーBさんアプリ2アプリ22
ユーザーCさんアプリ11
アプリ毎のプラン

どのユーザーにどのアプリを使わせるか、割り当てるかを「Power Apps管理センター」というところで行います。ユーザー同士でアプリを共有させる場合は、アプリの容量が減る、というような考え方になるようです。

これ、よくわからんよな。共有してたら途中で使えなくなったりするのかしらん?どうなるんでしょうね。

マイクロソフト公式サイトより引用

ユーザー毎のプラン

ユーザー毎のプランはわかりやすいです。1ユーザーがアプリを無制限に使えるライセンスです。

アプリの種類

Power Appsを使って出来るアプリは3種類です。

  • キャンバスアプリ
  • モデル駆動型アプリ
  • ポータル

キャンバスアプリ

ポイントはもちろんプログラミングをしなくても良い事です。「キャンバス」と呼ばれる白いページに、パワーポイントのように四角を描画していく事でアプリが出来ます。

出来たアプリは、実行される機器(タブレット、スマホ等)を自動的に判断し、適切な表示をしてくれます。

アプリで扱えるデータの種類は、Excelなど200種類です。

モデル駆動型アプリ

マイクロソフトの提供する「DataVerse」を使って作るアプリです。DataVerseを元に次の事が実装可能です。

  • フォームの作成および設計
  • ビューの作成または編集
  • システム グラフの作成または編集
  • ダッシュボードの作成または編集

注意が必要なのは「DataVerse」ありき、な点です。

ポータル

Webサイトも作れます。

Microsoft 365のPower Apps

Power Apps for Officeはキャンバスアプリのみ

実はPower AppsはOffice製品を買うと使う事が出来ます。Power Apps for Officeです。

このPower Apps for OfficeはPower Appsとどう違うのでしょう??機能比較表です。

出来る事Power Apps for OfficePower Apps
キャンバスアプリの実行
モデル駆動型アプリの実行×
ポータル×
機能比較

Power Apps for Officeはキャンバスアプリしか使えません。

超・超・超簡単なアプリを作るならPower Apps for Officeでノーコードを、ビジネスフローなどロジックを組み込んで作るならPower Appsでローコードが良さそうです。

データベースは?

アプリケーションたるもの扱うデータは必ずあります。Power Appsではどんなデータが扱えるのでしょうか。Power Apps for Office365とPower Appsとで扱えるデータに違いがありますので、表にしてみました。

データの種類Power Apps for Office365Power Apps
スタンダードコネクション
プレミアム・カスタムコネクション
オンプレミスのデータ
扱えるデータの種類

ここで言うところの「接続できるデータ」とは、「Box」「DropBox」等、クラウド上にある保存領域内のデータのことです。スタンダードコネクション、プレミアムコレクションとの違いは、マイクロソフトが公式パブリッシャー(開発・販売元)となっているかどうかで決まっているようです。

Power Apps for Office365でもだいたいのものにはつなげることができる、っていう認識で良いかと思います。

DataVerseとは?

Power Appsを語ると必ず「DataVerse」です。これはどんなものなんでしょう?DataVerseはデータベースではありません。データベースより賢い仕様のもののようです。

データのためのデータであるメタデータ、情報そのものであるデータ、データが増えれば増えるほど煩雑になってくるのですが、DataVerseを使うとそういった煩わしさを意識することなくデータを格納することができます。

DataVerseへのアクセスは、ロール単位に定めることができて、わかりやすく設定しやすい、SQLを書くことが出来なくてもデータへのアクセス、編集ができる、と良いことだらけのようです。

Office365にはDataVerseがあるのか?

Office 365を買えば、Power Apps for Officeがついてきてました。じゃあいっそのことDataVerseもくっついてこないのかしら・・・。なんてことを考えてしまいます。

Office365にはDataVerseがあるか?

結論。ありません。ただしOffice365には、「DataVerse for Teams」という製品がついてきています。

DataVerse for TeamsとDataVerseとの違い
DataVerse for Teamsは、Teamsに組み込まれているデータプラットフォームです。Teamsからアプリを作成する、Teamsで定義したメンバーで使用するアプリのデータを格納するなどに特化したDataVerseとして作られています。

DataVerse for Teamsと DataVerseとの機能の違いの概要は次の通りです。

機能Dataverse for TeamsDataverse
基本データの種類
高度なデータ型
(仮想通貨を送受信する際につかう通貨など)
リレーションナル記憶域
非リレーショナル記憶域(No-SQL)
ファイルと画像のサポート
使えるDataVerseの違い

Dataverseでは、ログを非リレーションナル形式で保存しますが、DataVerse for Teamsはできません。

まとめ

Power Appsを安く使いたいと調べてみたところ、Office365についてきていることがわかりました。Office365を買えば、Power Appsを使うことが出来ます。

まぁ、制約は多いけれど、ちょっとノーコードとかさわってみるか、ってな感じなときはPower Apps for Office365でもよさそうです。

それで満足できなくなったら、Power Appsを使うのがよいですね。

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