【ネタバレ】映画ストレイト・アウタ・コンプトンの内容・出演者と主な曲紹介~

ストレイトアウタコンプトンの感想ネタバレ

自伝を描いた映画、『ストレイト・アウタ・コンプトン』の内容と感想です。もちろんネタバレ含みまので、これから見る、という方は読まないでください。

映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」の内容

『ストレイト・アウタ・コンプトン』(原題:Straight Outta Compton)は1990年代のロサンゼルスを舞台に、社会現象ともなったヒップホップグループ「N.W.A」の自伝的物語です。

ここの人

西海岸のヒップホップは嫌いだけど、映画は面白い

Straight outta Compton

映画のタイトルともなったN.W.Aの『Straight outta Compton』。意味はコンプトンからやってきたぜ、のようなことです。

主な登場人物

『ストレイト・アウタ・コンプトン』は先述の通りN.W.Aの自伝的映画です。ですので主要登場人物はN.W.Aのメンバーです。

Eazy-E(1964年9月7日生まれ 本名:Eric Lynn Wright)

イージー・Eは、N.W.Aの中心人物です。ミュージシャンとして活躍する前は、麻薬の売人として生計を立てている様子が描かれています。映画では金を渡してくれない仲間と揉めるシーンや、麻薬売買の拠点に突然ロス市警の装甲車が建物を壊すシーンなどが描かれます。おそらくこれは事実をもとに脚色されたものでしょう。

映画では、イージー・Eを「Jason Mitchell」が演じています。ストレイト・アウタ・コンプトン以外では、「マッドバウンド 哀しき友情」が主な出演作品になっています。

Dr.Dre(1965年2月18日生まれ 本名:Andre Romelle Young)

N.W.Aを支えたのはDreのビートです。映画では働きもせず、DJプレイに夢中になるDreを家族が叱咤するシーンが出てきます。それでもDJプレイをやめず、夜な夜な地元のクラブでDJプレイするDreの姿が描かれます。

Dr.Dreを演じるのは「Corey Antonio Hawkins」です。

一番右端の上が、本物のDre。その下に座っているのがCorey Antonio Hawkinsです。

ICE Cube(1969年6月15日生まれ 本名:O’Shea Jackson

メンバーより少し年下のICE Cubeです。彼が書くリリックがコンプトンの実情をリアルに表現しています。Dr.DreのビートとICE Cubeのリリックを基本にN.W.Aが出来上がります。

映画で印象的なシーンは、高校のスクールバスに乗っているICE Cubeら高校生が、バスと並走するギャングの車に「ギャング!ギャング!」と軽口をたたきます。するとスクールバスにギャングが乗り込んできて、高校生に銃口を突きつけます。ふざけんじゃねぇ、と。

相手が高校生だろうが、銃口を突きつけるギャング。これも嘘のような本当の話なんじゃないかと想像します。

『ストレイト・アウタ・コンプトン』でICE Cubeを演じたのは、彼の実の息子であるO’SheaJrです。どうりでそっくりなわけです。『ストレイト・アウタ・コンプトン』の凄い所は本当のメンバーと俳優が皆さんそっくりなところです。

DJ・イェラ(1967年12月11日生まれ 本名:Antoine Carraby)

『ストレイト・アウタ・コンプトン』ではNeil Brown Jrが演じています。劇中ではあまり目立たないキャラクターです。というのも本物のDJ・イェラが「あまり暴力的じゃなくて、女性にしか興味ないキャラクターとして描いてほしい」と望んだからだそう。

その他

その他、N.W.AのメンバーにはMC Ren(1969年6月19日生まれ 本名:Lorenzo Jerald Patterson)、Arabian Prince (1965年6月17日生まれ)がいます。途中脱退したArabian Princeなどは、映画では全く出てこなくて、一部でざわざわと憶測が飛び交いました。

映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』のネタバレ

N.W.A結成

『ストレイト・アウタ・コンプトン』は、白人以外の人種はギャングになってストリートで生きていくしかできないロサンゼルスのコンプトンが舞台です。N.W.Aのリーダー的存在のEazy-Eも、ヤクの売人をして、生計を立てていました。

一方、DJプレイで身を立てたいと考えていたDr.Dreは毎晩日銭を稼ぐために地元のクラブで働きます。そこで一緒に働いていたのは、DJ イェラです。

ある日、Eazy-EはDr.Dreや、DJ イェラを誘ってラップグループを結成します。これがN.W.A(Niggaz Wit Attitudes”主張する黒人”)です。Eazy-Eは自身のレコードレーベル、Ruthless Records(Ruthless=慈悲深さのかけらもない、といった意味)を立ち上げます。

レコードが地元のラジオ局で流されると、N.W.Aは徐々に話題になり始めます。そんなとき、出資したいと名乗りでるのがジェリー・ヘラーです。彼はN.W.Aのプロモーターとして奔走し、N.W.Aは一躍大スターになります。

レコーディングの最中に・・・

レコーディングの最中、スタジオの外で休憩を取っていたN.W.Aのメンバーは、警官に呼び止められ、無理やり道路に伏せるように言われます。ただ道路でハンバーガーを食べながら談笑していただけなのに。

ハンバーガーは道路に投げ捨てられ、警官の言う通りにしないとこん棒で殴られ、踏まれる始末です。これは当時のコンプトンの黒人たちの日常だと想像できます。ICE Cubeはこれらの経験をもとにリリックを書き上げていきます。

濡れ濡れパーティー

成功を収めたN.W.Aのメンバーはファンの女の子や友達らと一緒に「濡れ濡れパーティー」と称したどんちゃん騒ぎを頻繁に催していたようです。濡れ濡れパーティーって・・・w ネーミングセンス・・・。

社会現象に

N.W.Aの代表曲、「Fuck tha Police」はその名の通り警察をののしる曲です。そのため警察から危険視されます。テレビのコメンテーターは、暴力を助長している、反社会的だ、と言われ、ライブでは警官が出動するなど社会現象に発展します。また、N.W.Aを問題視する団体も現れ「N.W.Aは出ていけ!」とCDを踏みつけるシーンも出てきます。

そんな中、L.A暴動が起き町中が燃えたり、壊されたりする様子を悲しげに通り過ぎるICE CUBEの表情が印象的です。

ギャラで揉める

当時リリックを担当していたのは、ICE Cubeです。彼の書くコンプトンのリアルと絶妙な言葉選びが最大の魅力です。しかーし!ICE Cubeは他メンバーよりも若いためか、なぜかギャラをちょろまかされていたのです。それを知ったICE Cubeは激怒し、N.W.Aを離れます。ここから徐々にN.W.Aの歯車が狂い始めます。

ののしりあい

脱退したICE Cubeはかつて一緒に活動していたメンバーに向けてディストラックを投げつけます。ネットフィルタリングにもかかってしまうほどの下品な内容です。

Dr.Dreも脱退

ジェリーやEazy-Eからギャラをちょろまかされていたのは、ICE Cubeだけではありません。Dr.Dreもそうでした。Dr.Dreは脱退を決め、ここでヒップホップ界の悪い奴代表、デス・レコードのシュグ・ナイトの元で活動し始めます。

シュグ・ナイトの悪者ぶりも描かれる

映画では、シュグ・ナイトの悪者ぶりがよく描かれています。シュグ・ナイトの車を止める場所に他の車が止まっていると知るやいなや、その運転手を引きずりだしてぼこぼこにしたり、、、レコーディングで気に入らないやつがいれば、裸にして猟犬に襲わせようとしたり、、、、

そんな様子を横目で見ていたDr.Dreはさすがにヤバいと気づき、版権もすべてシュグ・ナイトに譲り渡し、デス・ロウレコードを去ります。

名盤、「Chronic」。アナログ盤は今では9000円台です。

ここの人

ちなみにDr.Dreはビーツ・エレクトロニクスの創設者でもあります。

Eazy-Eもちょろまかされていた

ICE CubeやDr.Dreの活躍を知り、Eazy-Eは焦っていました。レコードが作れない、金策はうまくいかない。そんなとき、金銭計算のできるEazy-Eの彼女に「出納帳が怪しい」と告げられます。そう、Eazy-Eもジェリーにちょろまかされていたのです。憤慨したEazy-Eはジェリーに解雇を言い渡し、再起を図ろうとします。

N.W.Aの再結成を働きかけるも・・・

バラバラになったメンバーと一緒にもう一度音楽がやりたいとEazy-Eはメンバーと和解しようと走り回ります。ICE CubeやDr.Dreと何とか話ができるようになり、いざ再結成だ、としたそのとき、Eazy-Eは病に倒れます。彼の病名は「後天性免疫不全症候群」、エイズです。

健康な成人男性の白血球の数が4000~9000/µLとすると、Eazy-Eは12ほどしかなかったそう。昏睡状態のEazy-Eの元に、Dr.DreやICE Cube、イェラらがやって来ても彼は目を覚ますことはありませんでした。

Eazy-E、23歳でこの世を去る

若くしてこの世を去ったEazy-E。今でもR.I.P(Rest in Peace”安らかにお眠りください)とその死を惜しむ人が数多くいます。

ICE Cube本人も。自身のツイッターでR.I.Pしています。

まとめ・西海岸のヒップホップが嫌いな理由

N.W.Aを始めとする西海岸のヒップホップは嫌いです。その理由はべちょっとしているからです。よく表現できませんが、なんかねっとりした音の感じ、メロディアスな音の感じ、そこらへんが嫌いです。

一方、東の方のヒップホップは乾いた音の感じや、ガチャガチャしている感じ、その辺の音が好きな理由です。

2つの地域のヒップホップを聞き比べてみてください。