【ドラマGet Downを見てヒップホップを知る】ヒップホップの歴史とブロンクスの様子がわかる!主な出演者と当時のブロンクスの状況

GetDown ドラマ
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ドラマ「ゲットダウン」でわかる当時のブロンクスの様子

2016年にNetFilixで放送された『Get Down(ゲットダウン)』を今更ながら見ています。
・・・・・控え目に言っても面白い!!!

The Get Down Brothers – Break The Locks (Official Video)

※Get Down公式YouTubeより引用

NetFilixドラマ『ゲットダウン』とは

ヒップホップの誕生と、その背景を忠実に描いたドラマです。当時の映像が所々で使われる演出がなされていて、当時のブロンクスの荒れっぷりにあきれ果ててしまう。とても正常な街並みとは言えません。

 

The Bronx Was A "War Zone" In The 1970s | Street Justice: The Bronx

ニューヨーク州が財政破綻・街はもはや戦場

『ゲットダウン』のストーリーは、荒れに荒れている1970年代後半のアメリカ、ニューヨーク州、サウス・ブロンクスの地で進みます。
ニューヨーク州は、州の財政破綻により、富裕層とされる人たちがどんどんニューヨークを離れていきました。そのあおりを一番受けたのがサウス・ブロンクスのようです。
住んでいた人たちが離れることで、たくさんたっていたアパート、ビルは無人となり、その後、貧困とされるヒスパニック系移民や、アフリカンアメリカンらが住むようになりました。
富裕層が出て行った家の大家たちは、大損で、保険金目当ての放火をギャングに頼んでいたという噂まで出回るようになりました。
戦場のような街並み、いたるところで起きている火事、がれきだらけの地面から、土埃が舞う・・・。それが1970年代後半ののニューヨーク州、サウス・ブロンクスです。

New York South Bronx 1982

財政破綻により公共サービスが打ち切られる

ニューヨーク州の財政破綻により、公共サービスが次々と打ち切られます。ゲットダウンのドラマの中でもそのことに触れられていて、「こうして火事が起こっても消防車1台来ない」と嘆くのです。

大人は麻薬とお酒におぼれ、子どもは学校を中退

ゲットダウン主人公のエゼキエルの両親は、ギャングに殺されてしまいます。その後おじ、おばの元から学校に通います。先生がエゼキエルの才能を見抜いてなんとか進学させてやりたいと思うのですが、なんせお金がない。
また、彼もこの腐ったサウス・ブロンクスで腐っていて、自分の才能を人に見せようとしません。
周りの大人は仕事がなく、麻薬と酒におぼれていて、子どもは学校に行かず1/3は高校中退するという場所です。そんな場所で才能なんか見せた日にはどうなるか・・・・。
どう生きていけばいいのか、若者の葛藤もあらわされていて、単なるヒップホップ誕生ドラマでなないところがゲットダウンの魅力です。

当時結成されたギャングやファッションも忠実に再現

ドラマ『ゲットダウン』では、主人公のエゼキエルの行ったレコード店で、ギャングに出くわしたり、サウスブロンクスで経営しているディスコに出入りしているギャングがよく出て来ます。このギャングのファッションが当時の人たちと同じように作ってあってこれまたリアル。デニム生地に自分たちのネームを縫い付けて、ギャングの制服のようにしていたのですね。

こちらは実際のギャングたちの写真。チーム名?のようなものが縫い付けてあります。

http://beretandboina.blogspot.com/2016/01/the-black-spadesより引用

こちらがドラマ『ゲットダウン』で描かれたギャングたちのデニム。制服のように同じ模様が縫い付けてあります。

https://www.highsnobiety.com/2016/08/25/the-get-down-real-bronx/より引用

1977年の大停電での略奪と闇市も表現

1977年に起こったニューヨーク大停電の様子もゲットダウンは忠実に再現しています。特に略奪w
サウス・ブロンクスの住民は、ここぞとばかりにお店を襲い、金品を略奪。そして荒れ果てた土埃の舞う空き地で闇市の開催w
すごいなー・・・・。
ん?主人公のエゼキエルや友達はどうだったのか?!もちろん略奪しますwお目当てのターンテーブルや高級スピーカー一式、DJに必要な機材を有名なディスコ店「インフェルノ」から奪います。
赤信号、皆で渡れば怖くない、みたいな感じですかね。
そして、この1977年の大停電は25時間続いたそうです。リアルブラックアウト。治安の悪さが露呈し、ニューヨーク州の汚点を知らしめてしまいました。

街を牛耳るのは半分ギャングのような人たち

ニューヨーク州は公共サービスを行うことを放棄したため、あらゆるサービスを民間に委託します。
そこで出てくるのが半分ギャングのような人たち。良いのか悪いのかわかりませんが、地元で権力のあるちょっと悪い感じの人がサウス・ブロンクスの運営に携わるようになっています。
この人物も実在の人物をモデルに描かれているようです。

real

https://www.vulture.com/2016/08/get-down-fact-fiction-break-down.htmlより引用

上記サイトによるとこうです。

フランシスコ「パパフエルテ」クルス(ジミースミッツ)
プエルトリコのパワーブローカーおじさんは「貧困の売春婦」と呼ばれ、彼の名前がついたコミュニティセンターで働きながら、当時のビーム市長から資金を得ます。貧困層の票が欲しい市長は、住宅プロジェクトのために1000万ドルを出資するとパパフエルテに約束すると、パパフエルテもそれに応じ、貧困層の票集めに奔走します。

ドラマでも同じところが表現されています。貧困層の票と引き換えに、住宅用資金を得るんですね。

監督は巨匠バズ・ラーマン

『ゲットダウン』でメガホンをとったのは、巨匠といわれるバズ・ラーマン監督です。
パズラーマン監督は、レオナルド・ディカプリオが主演を果たした『華麗なるギャッツビー』、同じくレオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ&ジュリエット』など、歴史物を現代風にアレンジして、とても華やかな映像を作る人。
NetFilixで公開される前から、がやがやと騒がれていました。
いろんな下馬評があったことでしょう。いざ放映されると評判は上々。もちろん放映から3年たった今でも色褪せずに見るものを楽しませてくれます。

主要人物は5人。才能の塊

ゲットダウンを盛り上げる主な人物は5人です。4人のラッパーと1人のDJです。彼らはファンタスティック4+1と自称し、活動を進めていきます。
そのファンタスティック4+1の配役はこちらです。

グラフィティーアティスト「ディジー」役ジェイデン・スミス

注目は、ウィル・スミスの息子であるジェイデン・スミスが出ている所です。ウィル・スミスはこのブログでも取り上げましたが、フレッシュ・プリンスという名前でラッパーとして活動していました。
その息子のジェイデン・スミスも親父譲りの才能の持ち主です。
ジェイデン・スミスが主役を!!!!ではありません。ジェイデン・スミスは、主人公の友人であり、かつグラフィティアーティストを演じています。
もちろんラップも披露します。

https://www.huffpost.com/entry/jaden-smith-is-playing-a-time-traveling-jaden-smith-in-the-get-down_n_57b22d61e4b0a8e15024dc69

主人公エゼキエル役ジェイデン・スミス

じゃぁ、主人公は誰?ってことで、主人公を演じているのはジャスティス・スミスです。ジェイデン・スミスにジャスティス・スミス。はい、わかりにくい。
間違えないようにもう一度書きます。主人公はジャスティス・スミスです。
ラッパーか?!と思うほど、劇中でかっこよいラップを披露します。
このエゼキエルは、頭がよくて詩の才能があり、紡ぎだすラップは聞くものを魅了します。
DJのシャオリーンは彼の頭の良さと才能を称え、「Books」というあだ名をつけて呼ぶようになります。

https://www.syfy.com/syfywire/live-action-pokemon-film-casts-justice-smith

早口ラップはお手の物。ラ・ラ役スカイライン・ブルックスと、ブレイクダンスも歌もすごいブー・ブー役トレメイン・ブラウンJr

ラ・ラとブー・ブーはドラマ内のお笑い担当というか、癒し系のキャラクターとしてゲットダウンを盛り上げます。
じゃあ、二人は何もできないのか?!いやいやいやいや。期待を大きく裏切る活躍をみせます。ラ・ラは人より早いラップを歌えるし、ブー・ブーはダンスに歌に、マイケルジャクソンも歌えます。
この2人が入ることで、ファンタスティック4+1が見事なラップチームとして成り立つんです。

https://www.imdb.com/title/tt4617340/mediaviewer/rm1032720128

https://geeksofcolor.co/2017/10/13/the-get-downs-skylan-brooks-to-star-in-indie-crime-drama-near/

DJ シャオリーン役シャミーク・ムーア

最後に4人をまとめてレコードを回すのは、カンフー大好きシャオリーンです。シャオリーンはもともとグラフィティアーティストとして活動していたのですが、ブロンクス界隈で新しいパーティーが行われているのを見聞きし、DJを志します。
そしてDJの師として選んだのが、実在の人物、グランドマスター・フラッシュです。
グランドマスター・フラッシュからDJの手ほどきを受け、練習を重ねていくんですね。

ちなみに、ブー・ブー、ラ・ラ・、ディジーは本物の兄弟という設定です。家はパーマ屋さんで、お父さんもお母さんもおしゃれで仲良し。とても良い家庭だなぁ、という感じで描かれています。

今後は、ドラマに出てくる実在の人物について書いていこうと思います。

http://sassymamainla.com/2016/08/exclusive-interview-justice-smith-shameik-moore-get/.html

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